24時間勤務明けの救命士パパを襲う、小学生の娘の「鋭すぎるツッコミ」日常

救命士のリアル・コラム

「ピーポーピーポー」と鳴り響くサイレン、一刻を争う緊迫した車内。

私たち救急救命士は、どんなに過酷な状況でも冷静に判断を下し、街の命を守るために全力を尽くしています。

……と、ここまで聞くと「なんだか頼りになりそうなプロフェッショナル」というイメージを持たれるかもしれません。

しかし! 24時間シフトという怒涛の勤務を終え、心も体もボロボロの満身創痍で帰宅した瞬間、我が家には職場のベテラン隊長よりも恐ろしい「最強の指揮官」が待ち構えているのです。

今回は、小学生になったばかりの愛娘から浴びせられる、大人顔負けの鋭すぎるツッコミと、それにタジタジになる情けないパパの日常をお届けします。

職場では「1分1秒」の緊迫感!でも家では…?

救命士の仕事は、基本的に24時間勤務です。

夜間の出動が重なれば、一睡もできないまま朝を迎えることも珍しくありません。

アドレナリンだけで動いていた緊迫の現場を離れ、ようやく我が家の玄関を開けるとき、パパのHP(ヒットポイント)はほぼ「ゼロ」。

「ただいま……疲れたぁ……」

頭の中にあるのは、温かいお風呂と、ふかふかの布団。

そして、愛しい娘からの「パパ、お仕事お疲れ様!」という癒やしの一言……のはずでした。

小学生の容赦なき一言!心に刺さる「鋭すぎるツッコミ」

玄関をくぐった瞬間、リビングからトコトコと歩いてきた小学生の娘。

彼女は、疲れ果ててソファに泥のように沈み込むパパをじっと見つめ、腰に手を当ててこう言い放ちます。

① 帰宅直後のゾンビ状態への一撃

「パパ、お仕事頑張ったのは知ってるけどさ……いまのパパ、足が凄く臭いよ? まずお風呂入ってきて。」

――救命士、心のダメージ:100

現場では的確な指示を出すパパですが、娘の「臭いよ」というパワーワードには返す言葉もありません。

おそらく基本的に靴を長時間履いているので、それで匂うのかな。

一応、夜に最低シャワーは浴びているのですが……。

すぐにお風呂へ向かいます。

② ちょっとしたおねだりへのロジック論破

お風呂上がり、ちょっと甘えたくなって「パパ、お仕事頑張ったから、ちょっとぎゅっとしない?」と頼んでみたときのこと。

娘は一瞬フリーズしたあと、信じられないほど冷静なトーンで返してきました。

「え、待って? なんでぎゅっとしないといけないの?臭いからやだよ!

そして、強制的にしようとすると逃げられます!

――救命士、心のダメージ:500(クリティカルヒット)

「ぎゅっぐらいいいじゃん」と思いつつ、こうやってパパから離れていくね!?

パパはただただ白目を剥くしかありません。

現場の無線より緊張する?娘の「お説教」タイム

救急現場では、無線から流れる指令に全神経を集中させます。

一言も聞き漏らすことは許されません。

しかし、我が家では娘の「ねえ、ちゃんと聞いてる?」のトーンに全神経を尖らせることになります。

休日にパパがうっかりスマホをいじりながら生返事をしていると、すぐさま目の前に立ちはだかり、

「あのさ、人の話を聞くときは、相手の目を見るって学校で習わなかった? パパ、大人なのに忘れちゃったの?」

と、担任の先生以上の威厳で詰め寄られます。

現場でのトリアージ(緊急度判定)は得意なはずなのに、娘の機嫌のトリアージは世界一難しい。

結果、パパは「すみませんでした……」と全力で謝罪する毎日です。

まとめ:我が家の最強指揮官に揉まれて、今日も現場へ!

職場では「頼れる救命士」として、家では「娘のツッコミにタジタジなパパ」として。

この圧倒的なギャップに、自分でも「一体どっちが本当の姿なんだろう?」と笑ってしまうことがあります。

でも、どんなに辛辣なツッコミを入れられても、やっぱり我が子は世界一可愛いもの。

それに、これだけ鋭いツッコミができるくらい元気に、そして賢く育ってくれていることが、親としては何よりの誇りだったりします(少し手加減はしてほしいですが!)。

全国の子育て中のパパさん、ママさん。

今日も理不尽で愛おしい「小さな怪獣(あるいは指揮官)」との戦い、本当にお疲れ様です!

我が家の最強コマンダーにしっかり鍛え直してもらったので、パパは次の24時間勤務も、街の平和を守るためにバッチリ冷静に働いてこようと思います!

ムート

はじめまして!救急救命士であり、小学生の娘にタジタジなパパです。救急現場でパニックになる親御さんを見てきた経験から、「家庭で本当に使える応急手当・防災の知識」を世界一わかりやすく発信しています!

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